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ロマサガ3の二次創作を書いているひとのブログです。
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トークに書けばいいんですが面倒なので、ここでまず書いて後日加筆修正して
アップということに。

ルートヴィッヒについて考えていることを書きます。

自分の小説でルートヴィッヒという野心家を出していますが、ルートヴィッヒ
とピドナの乱及び本編最後にルートヴィッヒが失脚しているらしいという展開
をみて、ずっと思っていたこと。
それは、「ルートヴィッヒ」なる人物は一人とは限らないのではないかという
ことです。
これからは仮説であります。
ルートヴィッヒという人物はいるにはいたが、そのルートヴィッヒがすべて取
り仕切って戦ったわけではなくて、ある集団を代表して名前を貸している。

その集団とは、ピドナを拠点にしたい商人、仮名商人ル。
海上での勢力が弱まりつつある海賊、ジャッカル。
クレメンスの人望を邪魔に思う貴族、仮名貴族ル。
そこへリブロフからルートヴィッヒ(便宜上 代表ル)が接触してきたとしま
す。

それから、話を面白くするために投入したいのが、
自分の術の実験に政治を弄ぶことにした悪の魔術師。
ロアーヌ出身のいかがわしい薬専門の医師であった彼は、それこそアビスのパ
ワーを使う技術があり、それらしい場所から薬の原料を得れば、特殊な効果を
得ると知っています。
たとえば、誰かそっくりに変身できる薬とか。
たとえば、寝ている人間の夢から物を盗み出すことができる薬とか。

海賊は各地の怪しい素材を持っていたので、仲間に引き入れる。
クレメンスの勇敢な海軍をつぶすのにも使える。
商人は、クレメンスの不興を買うような商売をわざとやってピドナにトラブル
を持ちこむ。嘘の情報を執拗に流して、市民の結束を困難にさせる。
貴族は戦力の弱点を調べ上げる。そして代表ルートヴィッヒに密かに教える。
この人物は戦争専門。部下で腕の立つ兵士を連れています。

クレメンスが名君であり、稀に見るオールマイティな人物だとすれば、
彼と比較してみて自分たちが劣るくらいは自覚しています。
かれらは、小物の集まりだけれど小物なりに専門があって、それぞれの得意を
持ちより、小魚が群をつくって巨大魚の影を作るように、ルートヴィッヒなる
野心家の影を作り出した。

クレメンスがひとりのルートヴィッヒに負ける要素はなかった。
けれども、全く弱みがないわけではありません。
クレメンスという人物はたったひとりしかいないということです。

クレメンスが何らかの罠で暗殺されたとして、(変身能力で味方に化けた、と
いうのが最もありそうなかんじです)、その後ピドナの舵取りができる人物は
いたはずです。けれども本編で名前が一度も出てこないということは、消され
たということではないでしょうか。
貴族ルはピドナの最重要会議の日時を知っていて、それをリーク。
兵士を潜入させ、集まっていた重要人物を一度に殺害する。
神王教団が使う火薬があるわけで、凶器は爆薬だったと思われます。
また、代表ルもほかの一味も冷酷なので、重要人物殺害を確実にするためには
兵士を犠牲にすることもいとわなかったかも知れません。

ここまで切り崩して初めて、ピドナに正面から襲いかかることができると思い
ます。

さてそれから5年後です。
本編エンディングでルートヴィッヒは消えていて、王宮にはシャールやミュー
ズの姿がある。
ルートヴィッヒという1人がピドナを牛耳っていたなら、捕らえて裁判にかけ
るとか、失脚して追放されたとかいう描写があってもいいはず。でもそれはま
るでなくて、どうして消えたのかすらはっきりしていません。

海賊は正体がばれて逃げ、ついには退治されましたが、ほかの一味もやはり同
じようにどこかへ逃げ去ったものと思います。仲間を助けに出ていけば自分が
組織ルートヴィッヒの一員であることが知られてしまうのです。もっとも、こ
んなふうにオノレの保身を第一とする連中だからこそ、正しくもあり善でも
あったピドナを混乱に陥れたりするとも言えるのですが。

でも代表ルは、代表であるばかりに顔を知られ、悪事はすべて自分がしたこと
にされ、そう簡単には逃げきれません。
しかしながらこのルートヴィッヒが裁判にもかけられないのは、代表ルをとら
えても組織ルートヴィッヒの実体とは程遠い小物であったため、密かに追放刑
程度で決着したせいかもしれません。令嬢がそれ以上の残酷な刑を望むとも思
えませんしね。

商人ルは商売にならないと思えばさっさと他の土地へ行くだろうし、貴族ルは
自分が一味だとばれない工作をするだろうし、魔術師は、当初から表に出ない
で一味を踊らせていただけなので、実験終了とばかりに姿を消すだけです。
ではその解散タイミングとは何であったか。
主人公パーティによるアビス突入とラスボス退治、これ以外にはないと思いま
す。
アビスのパワーを利用したなにかを一味が使っていたとすれば、主人公の勝利
でそのパワーは消えてしまい、その直後に組織ルートヴィッヒが解散した、と
考えると、クーデターも裁判もないルートヴィッヒの退場も、まあどうにか筋
が通って見えるのです。




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