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今年は猛暑のため、しょっちゅう頭がいたくなり(15分外を歩いただけで)
読書が進みませんでした。<すでに過去形というやる気のなさ。
今日は今までよりもっとダラダラと、小道具の話。
◆小道具
武器が剣や斧の時代なので、時代的に飛躍させないというのが基本です。
ウチの場合、電気がないので、新聞は手刷りで、部数も少なめ。写真はありま
せんが、代用として肖像画です。ちなみに『Tears』でのミカはツヴァイクで
面が割れかけてました。もしコインに国王の顔を刻んでおくと、良くも悪くも
国民の隅々まで王の顔が覚えられることになります。そんな国から王が亡命す
るのは困難でしょうね。
電報がないのは小説の中で痛いですが、ギリギリで、モールス信号はあればい
いなと思います。(実際書くことがないが)
新聞が一応刷れるので本は印刷で出まわっています。ただし、廉価本は難し
い。王宮の書庫にある多くの本は写本で、豪華な金箔が使ってあるはずです。
それをモニカが無断で持ち出し、庭園で読んで泥をつけたり、犬の足跡をつけ
られたり。ミカはそれを見つけて黙って修理に出しています。(次世代ではア
ンゼリカが輪をかけて乱読しています)
食器。ロアーヌ宮では銀食器です。これは趣味の問題ではなく、いつ毒を盛ら
れるかわからない時代が長かったため。毒がつくと銀は反応を起こすのですぐ
判別できます。したがって、本気でミカたちを狙う者は、銀では区別ができな
い毒を探し出してくるか、別の暗殺手段を整えるかするでしょうね。
メニュー。
シノンが近いため、農産物が豊富です。ジャガイモ、豆類、大麦、キャベツく
らいは作って欲しい。果物は葡萄とリンゴとチェリーは王宮に献上できる出
来。スモモはとった者勝ち。
ミュルスからは海産物が届きます。しかしサバは腐るので食べたければミュル
スのパブで。肉類はそこそこ。森があるので、シカ、イノシシ、それからウサ
ギ。羊の料理法は香辛料ととともにナジュから伝わったかもしれません。
ミカや高位の貴族が王宮にいる場合は、専用の広いダイニングで食べます。食
事は大事な会議を兼ねている場合もあります。
もっと下級の騎士たちは、1階か地下の、やや狭い、素朴なテーブルについて
黒パンと干し肉というハイジのような食事をします。彼らはフォークの使い方
をマスターするのが面倒で、手とナイフだけで食べます。その室内には猟犬が
放し飼いになっていて、残りの骨付き肉を投げてもらって食べています。
下級騎士がこんなに行儀が悪いのは元が平民でも性格が荒い者が多いからで
す。町の人や農家ではもっとつつましい食事風景のはずです。
仕事部屋。
ミカの机はオークのどっしりしたあめ色のデスクです。書類は公文書なので多
くは羊皮紙です。城の中は昼間でも明るくないため、廊下にも灯りが絶えず、
仕事のときもロウソクを使います。多少洒落た燭台で、真鍮でできているみた
いです。執務室の一角にはもっとゴシックな燭台も置いてあります。その後ろ
に赤い皮製のソファがあり、そこはレオニード伯爵の指定席らしいです。きっ
とポドールイの小物はごてごてしているんでしょう(殴)
ミカは手紙を書くと、封印に紫青のシーリングワックスを垂らして、アウス
バッハ家の封印を押します。安直ですがこれは葡萄の意匠という設定にしてあ
ります。(『Dearest』のミカの手紙はこの正式なやり方で封をされました)
*前にバースデーカードをワックスで封をして送ってきた友達がいました。い
や、いいんだけどね、そのワックスで重量オーバーしてこっちが不足料金払っ
たんだよね(爆)
お風呂。
お風呂好きなミカは毎日入るでしょうが、下級騎士は個室もないし、バスタブ
もついていません。入りたかったら召使に言って、タライみたいな木製バケツ
にお湯を入れてもらいます。強制的に半身浴です。
「セッケンを持って来い!」とその下級騎士は怒鳴ります。
召使はごついセッケン(アレッポの石鹸をもっとごつく想像)を握っていま
す。これはリブロフ製。石鹸や寝具を作る技術は、ゲッシア当時のナジュが世
界一だったのではないかと思います。それが本編の時代ではリブロフ産という
ことにされてロアーヌにもはいってくるという。(次世代ではピドナでも新し
いハーブ石鹸が開発されていそう)
「何日洗ってないんですか、虫が湧きますよっ」と、下級騎士は召使に乱暴に
髪を洗われます。この召使は主人を余り尊敬していないみたいですが、前線に
行くときは傍を離れない覚悟であり、文句いいながらも仲のいい主従の一例で
す。
こんな感じで、ウチのロアーヌでは王宮にそれはそれはたーくさんの人材がい
ることになってます。(まだこれで設定の3割くらいと思うし)
何事も手動なのでその分も人手がいります。ミカの蝋燭立てひとつでも磨く誰
かがいなければなりませんし、侯爵と下級騎士の間にも、さらに町や港や開拓
地にもそれぞれの身分の人々が存在します。それでロアーヌという国が成り
立っているので、トップにいるミカはかれらの信任を得つづけていかねばなり
ません。これは大変なストレスであると想像しても間違いではないでしょう。
なんせ、設定考えるだけでもぐったりですから。
読書が進みませんでした。<すでに過去形というやる気のなさ。
今日は今までよりもっとダラダラと、小道具の話。
◆小道具
武器が剣や斧の時代なので、時代的に飛躍させないというのが基本です。
ウチの場合、電気がないので、新聞は手刷りで、部数も少なめ。写真はありま
せんが、代用として肖像画です。ちなみに『Tears』でのミカはツヴァイクで
面が割れかけてました。もしコインに国王の顔を刻んでおくと、良くも悪くも
国民の隅々まで王の顔が覚えられることになります。そんな国から王が亡命す
るのは困難でしょうね。
電報がないのは小説の中で痛いですが、ギリギリで、モールス信号はあればい
いなと思います。(実際書くことがないが)
新聞が一応刷れるので本は印刷で出まわっています。ただし、廉価本は難し
い。王宮の書庫にある多くの本は写本で、豪華な金箔が使ってあるはずです。
それをモニカが無断で持ち出し、庭園で読んで泥をつけたり、犬の足跡をつけ
られたり。ミカはそれを見つけて黙って修理に出しています。(次世代ではア
ンゼリカが輪をかけて乱読しています)
食器。ロアーヌ宮では銀食器です。これは趣味の問題ではなく、いつ毒を盛ら
れるかわからない時代が長かったため。毒がつくと銀は反応を起こすのですぐ
判別できます。したがって、本気でミカたちを狙う者は、銀では区別ができな
い毒を探し出してくるか、別の暗殺手段を整えるかするでしょうね。
メニュー。
シノンが近いため、農産物が豊富です。ジャガイモ、豆類、大麦、キャベツく
らいは作って欲しい。果物は葡萄とリンゴとチェリーは王宮に献上できる出
来。スモモはとった者勝ち。
ミュルスからは海産物が届きます。しかしサバは腐るので食べたければミュル
スのパブで。肉類はそこそこ。森があるので、シカ、イノシシ、それからウサ
ギ。羊の料理法は香辛料ととともにナジュから伝わったかもしれません。
ミカや高位の貴族が王宮にいる場合は、専用の広いダイニングで食べます。食
事は大事な会議を兼ねている場合もあります。
もっと下級の騎士たちは、1階か地下の、やや狭い、素朴なテーブルについて
黒パンと干し肉というハイジのような食事をします。彼らはフォークの使い方
をマスターするのが面倒で、手とナイフだけで食べます。その室内には猟犬が
放し飼いになっていて、残りの骨付き肉を投げてもらって食べています。
下級騎士がこんなに行儀が悪いのは元が平民でも性格が荒い者が多いからで
す。町の人や農家ではもっとつつましい食事風景のはずです。
仕事部屋。
ミカの机はオークのどっしりしたあめ色のデスクです。書類は公文書なので多
くは羊皮紙です。城の中は昼間でも明るくないため、廊下にも灯りが絶えず、
仕事のときもロウソクを使います。多少洒落た燭台で、真鍮でできているみた
いです。執務室の一角にはもっとゴシックな燭台も置いてあります。その後ろ
に赤い皮製のソファがあり、そこはレオニード伯爵の指定席らしいです。きっ
とポドールイの小物はごてごてしているんでしょう(殴)
ミカは手紙を書くと、封印に紫青のシーリングワックスを垂らして、アウス
バッハ家の封印を押します。安直ですがこれは葡萄の意匠という設定にしてあ
ります。(『Dearest』のミカの手紙はこの正式なやり方で封をされました)
*前にバースデーカードをワックスで封をして送ってきた友達がいました。い
や、いいんだけどね、そのワックスで重量オーバーしてこっちが不足料金払っ
たんだよね(爆)
お風呂。
お風呂好きなミカは毎日入るでしょうが、下級騎士は個室もないし、バスタブ
もついていません。入りたかったら召使に言って、タライみたいな木製バケツ
にお湯を入れてもらいます。強制的に半身浴です。
「セッケンを持って来い!」とその下級騎士は怒鳴ります。
召使はごついセッケン(アレッポの石鹸をもっとごつく想像)を握っていま
す。これはリブロフ製。石鹸や寝具を作る技術は、ゲッシア当時のナジュが世
界一だったのではないかと思います。それが本編の時代ではリブロフ産という
ことにされてロアーヌにもはいってくるという。(次世代ではピドナでも新し
いハーブ石鹸が開発されていそう)
「何日洗ってないんですか、虫が湧きますよっ」と、下級騎士は召使に乱暴に
髪を洗われます。この召使は主人を余り尊敬していないみたいですが、前線に
行くときは傍を離れない覚悟であり、文句いいながらも仲のいい主従の一例で
す。
こんな感じで、ウチのロアーヌでは王宮にそれはそれはたーくさんの人材がい
ることになってます。(まだこれで設定の3割くらいと思うし)
何事も手動なのでその分も人手がいります。ミカの蝋燭立てひとつでも磨く誰
かがいなければなりませんし、侯爵と下級騎士の間にも、さらに町や港や開拓
地にもそれぞれの身分の人々が存在します。それでロアーヌという国が成り
立っているので、トップにいるミカはかれらの信任を得つづけていかねばなり
ません。これは大変なストレスであると想像しても間違いではないでしょう。
なんせ、設定考えるだけでもぐったりですから。
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