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ロマサガ3の二次創作を書いているひとのブログです。
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週末なんだから更新のほうを急げばといわれそうですが、こだわりをもう少
し。

◆大道具

サガ小説書いていて一番のお楽しみがじつは大道具の扱いだったりします。
人物のやりとり以前に大道具です。ちょっとヘン?(笑)

大道具は風景より一段進んだ背景ですから、考えねばならないのがこの世界の
エネルギー&ハイテク事情。私はいんちき中世のロアーヌをメインに書いてい
るので、そのイメージを重視します。
説明が長たらしくなると逆効果なので、調べた挙句に現代を反映させることも
ありますが、中世ヨーロッパの雰囲気は自分が好きなので、基本ははずさない
ようにしています。そしてこれをはずすのはギャグを書くときだけです。ギャ
グでは「そんなものがロアーヌにあってたまるか」という矛盾を笑いに仕立て
るのが狙い。

石油燃料は全く使いません。電気もガスもなし。
ごくまれに地熱をエネルギーに使います。アラケス話のエレベーターは魔王殿
地下の地熱発電に近いシステムで動いているということに。でもそれは魔王殿
が作られた時代にだけあった技術で、本編の時代には伝わっていないという設
定にしています。でないと、古い雰囲気の設定を保てなくなるから。

移動手段は馬か馬車か船か徒歩。道路の整備が簡単ではない(アスファルトと
かないし)ので、大きな街道以外は山道であり、そこに盗賊や魔物が出てくる
ことになります。シノン開拓地などは夜はもう真っ暗で、かなり危険な地域。
領主が名君ならばまだいいですが、そこだけゴドウィンの管轄だったらお先
真っ暗なんてことになるなあと思って書いたのが『Blessing leos』。

少ない道の代用として水路が発達する地方も当然あるはずで、イタリアが基本
であるピドナ旧市街の海岸沿いはヴェネツィアのようなところと想像しまし
た。『薔薇園が燃えた日』の船匠のオヤジがいかにもカンターレ、ビヴァー
チェな感じ(殴)なのは、こういうわけです。
個人的にイタリアではヴェネツィアに一番行ってみたい。温暖化が進んで水浸
しで歩けなくなる前に。

建物も大道具に入ります。
例えばミュルスの大聖堂はどんなふうに建っているか。
現代の建物ではないので、昔のカテドラルの資料なんかを見て、素材を調べ、
正面を頭でデザインし、次に内装を考えます。
とか偉そうにいっても、典型的なカテドラルから選んでいるだけなんですけ
ど、写真や図面を穴があきそうになるまで眺めて、自分が中に踏みこむとどう
いうふうに見えるかを想像します。そして見える・聞こえる・香る・触る(気
がする)ものを書くだけ。
好きな場所を想像してこれをやるとちょっとしたトリップになってるかもしれ
ません(危)

次書くときは、小道具の話をしますねー。

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