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『円卓の騎士』 1953年
story) アーサーが王位につく手前から話が始まり、モードレッドはその親類で自分が王位を奪ってやろうと陰謀をめぐらしている。ランスロットは旅の騎士で、偶然出くわした騎士と腕比べをしてみるとそれがアーサーで、2人は主従になると同時に親友になる。しかしランスロットは王妃グィネヴィアに密かに恋しており、アーサーを裏切れない彼は、自分を慕うエレインを妻として辺境の警護に行くことを志願する。
この頃売り出した¥500DVDのひとつです。昔にしてはちゃんとカラーですが、バトルに迫力がまったくない。ランスロットは王妃とのことで誤解を恐れ、キャメロットを後にしますが負傷して死ぬアーサーのもとへもどってきます。この後の、修道院でのグィネヴィアとのやりとりがキリッとしてて好き。聖杯、聖なる光と神の声に救われるという、伝統的な宗教色が入ることでシリアス感が増していました。
『トゥルーナイト』
story) 風来坊ランスロットがグィネヴィアに一目ぼれした結果、騎士になってキャメロットで活躍する話。ランスロット=リチャード・ギア、アーサー王=ショーン・コネリー、グィネヴィア=ジュリア・オーモンド 1996年
もうちょっと期待したんですが、いろいろ事件はあるのにのんびりとして、善玉はあくまで善玉、悪玉は何の工夫もなく悪玉。ランスロットとグィネヴィアとアーサーの関係を、ドロドロしたものではなくロマンティックにキレイに描いてあります。風景もとっても美しいです。
ランスロットは偶然に助けたグィネヴィアに一目ぼれした様子。そして体を張って彼女のために戦いつづけます。彼女がさらわれたときもアーサーは祈っていただけであり、洞窟のアジトへのりこみ、一緒に滝を流れて彼女を助けるのはランスロットなんです。
後半、グィネヴィアはランスロットと相愛になっており、それが原因で裁判にかけられるのですが、どう見ても彼女はランスロットとのほうがお似合い。このアーサーは物凄く立派な人だけど、若い子たちをいじめないでもらいたいなと思ってしまいました。
『キング・アーサー』
story)史実に基づいたアーサーことローマ軍司令官アルチュルスが、仲間を失いながらブリテンの王として立ちあがるまで。
円卓の騎士がローマの圧政に苦しめられ、かれらの活躍が実は苦役であるとわかる始まり方。凍りついた川とか、雪の残る果てしない岩山とか、舞台も荒涼として厳しかった。敵は冷酷であくどい以上に見た目が汚らしくて嫌でした。
最後に地元の一族の味方をしようと丘を駆けるアーサーがカッコいい。そして彼を残していけず、激闘に身を投じて次々殺される円卓の騎士たち。特にランスロットはグィネヴィアを好きなのに、彼女は全然彼が目に入ってなく、・・・それでも彼女が敵にやられそうになると、その、かないそうもない敵に突進していくランスロット。トリスタンのタカが主人の死をどうしようもなく旋回している姿も悲しかった。それだけに、ローマを排して独立を宣言するアーサーの言葉には単なるハッピーエンディングのそれより重みがあります。
=====
以上、アーサー王もの映画3つでした。どれも原作とはかけ離れていて、外枠を使って自由に話を作っていると思いました。3つめのは史実だというので毛色が違いますけど、まだまだこれで固定されることなく、小説でも映画でも作って欲しいと思います。私はアーサー王ものがホントに飽かないです。見つけたらまた見ます。
story) アーサーが王位につく手前から話が始まり、モードレッドはその親類で自分が王位を奪ってやろうと陰謀をめぐらしている。ランスロットは旅の騎士で、偶然出くわした騎士と腕比べをしてみるとそれがアーサーで、2人は主従になると同時に親友になる。しかしランスロットは王妃グィネヴィアに密かに恋しており、アーサーを裏切れない彼は、自分を慕うエレインを妻として辺境の警護に行くことを志願する。
この頃売り出した¥500DVDのひとつです。昔にしてはちゃんとカラーですが、バトルに迫力がまったくない。ランスロットは王妃とのことで誤解を恐れ、キャメロットを後にしますが負傷して死ぬアーサーのもとへもどってきます。この後の、修道院でのグィネヴィアとのやりとりがキリッとしてて好き。聖杯、聖なる光と神の声に救われるという、伝統的な宗教色が入ることでシリアス感が増していました。
『トゥルーナイト』
story) 風来坊ランスロットがグィネヴィアに一目ぼれした結果、騎士になってキャメロットで活躍する話。ランスロット=リチャード・ギア、アーサー王=ショーン・コネリー、グィネヴィア=ジュリア・オーモンド 1996年
もうちょっと期待したんですが、いろいろ事件はあるのにのんびりとして、善玉はあくまで善玉、悪玉は何の工夫もなく悪玉。ランスロットとグィネヴィアとアーサーの関係を、ドロドロしたものではなくロマンティックにキレイに描いてあります。風景もとっても美しいです。
ランスロットは偶然に助けたグィネヴィアに一目ぼれした様子。そして体を張って彼女のために戦いつづけます。彼女がさらわれたときもアーサーは祈っていただけであり、洞窟のアジトへのりこみ、一緒に滝を流れて彼女を助けるのはランスロットなんです。
後半、グィネヴィアはランスロットと相愛になっており、それが原因で裁判にかけられるのですが、どう見ても彼女はランスロットとのほうがお似合い。このアーサーは物凄く立派な人だけど、若い子たちをいじめないでもらいたいなと思ってしまいました。
『キング・アーサー』
story)史実に基づいたアーサーことローマ軍司令官アルチュルスが、仲間を失いながらブリテンの王として立ちあがるまで。
円卓の騎士がローマの圧政に苦しめられ、かれらの活躍が実は苦役であるとわかる始まり方。凍りついた川とか、雪の残る果てしない岩山とか、舞台も荒涼として厳しかった。敵は冷酷であくどい以上に見た目が汚らしくて嫌でした。
最後に地元の一族の味方をしようと丘を駆けるアーサーがカッコいい。そして彼を残していけず、激闘に身を投じて次々殺される円卓の騎士たち。特にランスロットはグィネヴィアを好きなのに、彼女は全然彼が目に入ってなく、・・・それでも彼女が敵にやられそうになると、その、かないそうもない敵に突進していくランスロット。トリスタンのタカが主人の死をどうしようもなく旋回している姿も悲しかった。それだけに、ローマを排して独立を宣言するアーサーの言葉には単なるハッピーエンディングのそれより重みがあります。
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以上、アーサー王もの映画3つでした。どれも原作とはかけ離れていて、外枠を使って自由に話を作っていると思いました。3つめのは史実だというので毛色が違いますけど、まだまだこれで固定されることなく、小説でも映画でも作って欲しいと思います。私はアーサー王ものがホントに飽かないです。見つけたらまた見ます。
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