×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
またしばらく放置していきます。秋になったのでまたごそごそといろんなものにはまっていて、忙しいんです。
戻ってきたら久々に語りをやりますよ。お題はロビン。
フォームへのレス
◆競馬馬にいった方へ
コメントありがとうございます。
地方競馬はアラブ種ですか。へえ~!
馬は利口で優しい目をしているのが好きです。
かれらはここでの小説に絶対欠かせない名脇役ですから、
1度はそのつもりでばっちり取材したいですね。
◆ジルベルトを読んでくださった方へ
コメントありがとうございます。
フォル話は番外も多分ここまでです。これ以上はオリジナル過ぎるし。
もしも気に入ったオリキャラがいましたら次世代といわずお好きに描いていただいて構いません。むしろ暇があったら描いてくださいとお願いしたいくらいですので、よろしくお願いします♪
戻ってきたら久々に語りをやりますよ。お題はロビン。
フォームへのレス
◆競馬馬にいった方へ
コメントありがとうございます。
地方競馬はアラブ種ですか。へえ~!
馬は利口で優しい目をしているのが好きです。
かれらはここでの小説に絶対欠かせない名脇役ですから、
1度はそのつもりでばっちり取材したいですね。
◆ジルベルトを読んでくださった方へ
コメントありがとうございます。
フォル話は番外も多分ここまでです。これ以上はオリジナル過ぎるし。
もしも気に入ったオリキャラがいましたら次世代といわずお好きに描いていただいて構いません。むしろ暇があったら描いてくださいとお願いしたいくらいですので、よろしくお願いします♪
水上は嵐が通過しているらしかった。いつもは穏やかに注ぐはずの日差しが、水神の王宮のどこにも届いていない。ただ時折、銀色をきらめかせて小型の淡水魚が回廊を通過していき、波の影響で、水面に向かって立つ幾筋もの藻がゆらりと妖しい美女のような動きをする。それ以外は静寂に包まれ、王宮は眠っているかのようである。そこへ、唯一、ヒタヒタと、規則的なサンダルの足音がバルコニーのほうへ向かっていた。
ガタン、と扉が開く音が響き渡った。広いバルコニーの奥で大理石の小さなテーブルを囲み、水神は持ち上げたチェスの駒をどこに置こうか思案しており、入ってきたお気に入りの小姓を振りかえろうともしない。彼の相手は湖底の主らしき老齢のエビである。肩まで巻き毛を垂らした小姓が彼の傍にそっと水晶の杯を置く。
「ちょうど喉が乾いていた、いい頃合だ、ジルベルト」
ナイトをふたつばかりずらし、水神は水色に光る銀髪を乱暴にかきあげ足を組みなおした。エビがヒクッとひげを揺らした。水神はにやりと少年のような笑みを浮かべ、
「チェック」
「うむぅ。ジルベルト、わしにも勝利をもたらす美酒をわけてもらえんかの」
エビはひげをうねうねと回しながら負け惜しみを言う。ジルベルトは静かにエビのために注いだ。
「お二人とも勝つように祈っておりますとも」
「そんなことが果たして可能かね?」エビはキングを逃がしながらぼそりと言った。
「当然だね。勝つようにと、等しく祈らなければ」と、水神は今度は迷わずにクイーンを差し向けた。「チェックメイト」
エビは斜めに顔を上げて声は立てないが笑ったようだった。
「また参りましょう」
「うん」
エビはジルベルトにも丁寧に頭を下げ、後ろ向きにバルコニーから泳ぎ出していった。どこからかこぼり、と白い泡がひとつ上っていく。
「ジルベルト」水神はチェス板を眺めていたがふと言った。
「はい」
「お前もこのゲームをしてみないか。地上には全く同じものはないというが、私の相手、お前ならできるであろう。エビとの勝負を何度も見てルールくらいは覚えているだろうからな」
「きっと相手になりますまい」
「いいから、そこへ座れ」
水神はエビのいた席を指差してせかした。ジルベルトはいわれるままに腰を下す。水神は白の駒を彼に持たせ、先手をうつよう命じ、うなずいたジルベルトは躊躇無くナイトから動かした。はじめは余裕で構えていた水神も、段々と真剣な顔になってきた。ジルベルトの知能の高さ、判断の素早さ、記憶力の良さときたら、あの腰のまがりまくったエビとは各段の違いだ。
ただ漫然とゲームを見ていただけのはずなのに、この小姓は水神の打つ手の癖までもマスターしていた。しかも調子にのってチェックを乱発するでもなく、目先の危機に大事な駒を犠牲にすることもしない。ところが、圧倒的に有利な進め方ができるにもかかわらず、水神の勝機は残したままである。それはプレイヤーとしての未熟さゆえか、それともできる者の余裕なのか。
「ジルベルト」
「はい」
「お前ほど聡明な奴が、なぜ無謀にもあのとき舟に乗った?」
小姓は顔を上げた。「あのとき」とは、ジルベルト18歳の初夏。水神が嵐で舟を沈めジルベルトをこの王宮へとさらってきたときのことである。
「ここへ……来たかったからでございましょう」
「そうか? お前が故国でどれほど将来を嘱望され、しかもそれに応えるだけの能力があったと知らないと思うのか? すべてを宿命と諦め、何も無い湖底のさびしい王宮へ沈んでいきたがるのは、たとえば身のほど知らずの恋に破れた乳絞りの娘くらいなものであろう」
ジルベルトは、どこか意地になったらしい水神に親友に対するような微笑を向けた。
「その娘と私はきっとたいして違いません」
「お前は、名門貴族の出だ。そして、王にもっとも近い地位まで約束されていた」
「それでも――」
「世俗的な栄達をのぞまぬなら相応の道も選べたであろう。そしてそこでやはり名を残すこともできたであろう」
「それでも――」
水神はできのよすぎる小姓を言い負かそうと、次の光景を思い描こうとした。しかし、それは予想もしなかった場面であった。
ジルベルトは部下に何でも任せず自分で道具を選び調達する習慣があり、町の道具屋とはすっかり顔なじみになっていた。たまに道具屋の主が留守のときがあって、不慣れな娘がもたもたと対応した。ジルベルトはそれでも怒ったりせず、逆に、何度訪れても不慣れなまま、恐縮してもたつく娘に好感を持った。
それは恋愛感情ではなかったはずだが、世間話で間を持たせる術も知らず、必要といわれたもの以外は変にすすめることもしない、そういう素朴さと親切心が新鮮に思えたのだ。
けれども、あるとき彼女そっくりの姉らしき女が隣に座っていた。ジルベルトが度々来るというのを意識していた様子で、道具を出すより話ばかりしたがりどう考えても不要なものまで試させようとした。何より態度が図々しく、化粧が濃かった。
その瞬間に、妹もまた今の素朴さは失せてこの姉のようになるのだという失望がジルベルトを捕らえた。この妹だけではない、素朴で親切に見えている多くの人がきっとこうなるのだ。
冷たく透き通った残忍さが、ジルベルトの中に首をもたげた。
「……私は本心でかれらのいる国を愛することができない、この世界を愛することができない。そんな自分が権力や地位をあてがわれたらどうするでしょう?」
「お前はそこまでわかっていた。堕落はしなかったはずだ」
水神は、そこでジルベルトのキングが無防備でぽつんと立っているのを見た。
「チェック」
ジルベルトはそう言われてチェス盤に目を落とした。そして一瞬、その優しい瞳がスパークした。全く警戒していない場所からビショップが攻め込む。
「チェック・メイト」
この瞬間、水神は、髪を振り乱し敵国の王を殺し、首をかかげる彼の姿を見た。名君と呼ばれる資質を有り余るほど持ちながら、乱世のもととなっていく若き王の姿。
しかけられた戦に勝つので、誰もこれを堕落とは呼ばない。けれど一度深淵を覗いてしまったジルベルトは、その勝利の中にも、栄光の中にも、埃っぽい道具屋で感じた失望を見ざるを得ない。
たとえば身のほど知らずの恋に破れた乳絞りの娘。
ジルベルトは自分の属する世界にこそ失恋した。そして、結末として死を選ぶというときに、敢えて水神の誘いを利用したのだ。
我に返ったジルベルトは少し青ざめた。主を負かしてしまうつもりはなかった、とその貴婦人のような顔にありありと書いてある。
抜け目無く、傲慢で、負けることを知らない若者!
水神はくすくす笑いながら、軽く両手をあげて投了の合図をした。
「上手いじゃないか。よし、もうひと勝負」と、水神は言った。
~~~~~~
フォルネウスもののオリキャラ・ジルベルトの番外編。(この説明でわかるかなあ?)
ジルベルトのイメージを崩すなというリクエストなんですけど、そこは微妙(殴)
尚、ロアーヌにはチェスそのものはないという設定です。
ガタン、と扉が開く音が響き渡った。広いバルコニーの奥で大理石の小さなテーブルを囲み、水神は持ち上げたチェスの駒をどこに置こうか思案しており、入ってきたお気に入りの小姓を振りかえろうともしない。彼の相手は湖底の主らしき老齢のエビである。肩まで巻き毛を垂らした小姓が彼の傍にそっと水晶の杯を置く。
「ちょうど喉が乾いていた、いい頃合だ、ジルベルト」
ナイトをふたつばかりずらし、水神は水色に光る銀髪を乱暴にかきあげ足を組みなおした。エビがヒクッとひげを揺らした。水神はにやりと少年のような笑みを浮かべ、
「チェック」
「うむぅ。ジルベルト、わしにも勝利をもたらす美酒をわけてもらえんかの」
エビはひげをうねうねと回しながら負け惜しみを言う。ジルベルトは静かにエビのために注いだ。
「お二人とも勝つように祈っておりますとも」
「そんなことが果たして可能かね?」エビはキングを逃がしながらぼそりと言った。
「当然だね。勝つようにと、等しく祈らなければ」と、水神は今度は迷わずにクイーンを差し向けた。「チェックメイト」
エビは斜めに顔を上げて声は立てないが笑ったようだった。
「また参りましょう」
「うん」
エビはジルベルトにも丁寧に頭を下げ、後ろ向きにバルコニーから泳ぎ出していった。どこからかこぼり、と白い泡がひとつ上っていく。
「ジルベルト」水神はチェス板を眺めていたがふと言った。
「はい」
「お前もこのゲームをしてみないか。地上には全く同じものはないというが、私の相手、お前ならできるであろう。エビとの勝負を何度も見てルールくらいは覚えているだろうからな」
「きっと相手になりますまい」
「いいから、そこへ座れ」
水神はエビのいた席を指差してせかした。ジルベルトはいわれるままに腰を下す。水神は白の駒を彼に持たせ、先手をうつよう命じ、うなずいたジルベルトは躊躇無くナイトから動かした。はじめは余裕で構えていた水神も、段々と真剣な顔になってきた。ジルベルトの知能の高さ、判断の素早さ、記憶力の良さときたら、あの腰のまがりまくったエビとは各段の違いだ。
ただ漫然とゲームを見ていただけのはずなのに、この小姓は水神の打つ手の癖までもマスターしていた。しかも調子にのってチェックを乱発するでもなく、目先の危機に大事な駒を犠牲にすることもしない。ところが、圧倒的に有利な進め方ができるにもかかわらず、水神の勝機は残したままである。それはプレイヤーとしての未熟さゆえか、それともできる者の余裕なのか。
「ジルベルト」
「はい」
「お前ほど聡明な奴が、なぜ無謀にもあのとき舟に乗った?」
小姓は顔を上げた。「あのとき」とは、ジルベルト18歳の初夏。水神が嵐で舟を沈めジルベルトをこの王宮へとさらってきたときのことである。
「ここへ……来たかったからでございましょう」
「そうか? お前が故国でどれほど将来を嘱望され、しかもそれに応えるだけの能力があったと知らないと思うのか? すべてを宿命と諦め、何も無い湖底のさびしい王宮へ沈んでいきたがるのは、たとえば身のほど知らずの恋に破れた乳絞りの娘くらいなものであろう」
ジルベルトは、どこか意地になったらしい水神に親友に対するような微笑を向けた。
「その娘と私はきっとたいして違いません」
「お前は、名門貴族の出だ。そして、王にもっとも近い地位まで約束されていた」
「それでも――」
「世俗的な栄達をのぞまぬなら相応の道も選べたであろう。そしてそこでやはり名を残すこともできたであろう」
「それでも――」
水神はできのよすぎる小姓を言い負かそうと、次の光景を思い描こうとした。しかし、それは予想もしなかった場面であった。
ジルベルトは部下に何でも任せず自分で道具を選び調達する習慣があり、町の道具屋とはすっかり顔なじみになっていた。たまに道具屋の主が留守のときがあって、不慣れな娘がもたもたと対応した。ジルベルトはそれでも怒ったりせず、逆に、何度訪れても不慣れなまま、恐縮してもたつく娘に好感を持った。
それは恋愛感情ではなかったはずだが、世間話で間を持たせる術も知らず、必要といわれたもの以外は変にすすめることもしない、そういう素朴さと親切心が新鮮に思えたのだ。
けれども、あるとき彼女そっくりの姉らしき女が隣に座っていた。ジルベルトが度々来るというのを意識していた様子で、道具を出すより話ばかりしたがりどう考えても不要なものまで試させようとした。何より態度が図々しく、化粧が濃かった。
その瞬間に、妹もまた今の素朴さは失せてこの姉のようになるのだという失望がジルベルトを捕らえた。この妹だけではない、素朴で親切に見えている多くの人がきっとこうなるのだ。
冷たく透き通った残忍さが、ジルベルトの中に首をもたげた。
「……私は本心でかれらのいる国を愛することができない、この世界を愛することができない。そんな自分が権力や地位をあてがわれたらどうするでしょう?」
「お前はそこまでわかっていた。堕落はしなかったはずだ」
水神は、そこでジルベルトのキングが無防備でぽつんと立っているのを見た。
「チェック」
ジルベルトはそう言われてチェス盤に目を落とした。そして一瞬、その優しい瞳がスパークした。全く警戒していない場所からビショップが攻め込む。
「チェック・メイト」
この瞬間、水神は、髪を振り乱し敵国の王を殺し、首をかかげる彼の姿を見た。名君と呼ばれる資質を有り余るほど持ちながら、乱世のもととなっていく若き王の姿。
しかけられた戦に勝つので、誰もこれを堕落とは呼ばない。けれど一度深淵を覗いてしまったジルベルトは、その勝利の中にも、栄光の中にも、埃っぽい道具屋で感じた失望を見ざるを得ない。
たとえば身のほど知らずの恋に破れた乳絞りの娘。
ジルベルトは自分の属する世界にこそ失恋した。そして、結末として死を選ぶというときに、敢えて水神の誘いを利用したのだ。
我に返ったジルベルトは少し青ざめた。主を負かしてしまうつもりはなかった、とその貴婦人のような顔にありありと書いてある。
抜け目無く、傲慢で、負けることを知らない若者!
水神はくすくす笑いながら、軽く両手をあげて投了の合図をした。
「上手いじゃないか。よし、もうひと勝負」と、水神は言った。
~~~~~~
フォルネウスもののオリキャラ・ジルベルトの番外編。(この説明でわかるかなあ?)
ジルベルトのイメージを崩すなというリクエストなんですけど、そこは微妙(殴)
尚、ロアーヌにはチェスそのものはないという設定です。
『円卓の騎士』 1953年
story) アーサーが王位につく手前から話が始まり、モードレッドはその親類で自分が王位を奪ってやろうと陰謀をめぐらしている。ランスロットは旅の騎士で、偶然出くわした騎士と腕比べをしてみるとそれがアーサーで、2人は主従になると同時に親友になる。しかしランスロットは王妃グィネヴィアに密かに恋しており、アーサーを裏切れない彼は、自分を慕うエレインを妻として辺境の警護に行くことを志願する。
この頃売り出した¥500DVDのひとつです。昔にしてはちゃんとカラーですが、バトルに迫力がまったくない。ランスロットは王妃とのことで誤解を恐れ、キャメロットを後にしますが負傷して死ぬアーサーのもとへもどってきます。この後の、修道院でのグィネヴィアとのやりとりがキリッとしてて好き。聖杯、聖なる光と神の声に救われるという、伝統的な宗教色が入ることでシリアス感が増していました。
『トゥルーナイト』
story) 風来坊ランスロットがグィネヴィアに一目ぼれした結果、騎士になってキャメロットで活躍する話。ランスロット=リチャード・ギア、アーサー王=ショーン・コネリー、グィネヴィア=ジュリア・オーモンド 1996年
もうちょっと期待したんですが、いろいろ事件はあるのにのんびりとして、善玉はあくまで善玉、悪玉は何の工夫もなく悪玉。ランスロットとグィネヴィアとアーサーの関係を、ドロドロしたものではなくロマンティックにキレイに描いてあります。風景もとっても美しいです。
ランスロットは偶然に助けたグィネヴィアに一目ぼれした様子。そして体を張って彼女のために戦いつづけます。彼女がさらわれたときもアーサーは祈っていただけであり、洞窟のアジトへのりこみ、一緒に滝を流れて彼女を助けるのはランスロットなんです。
後半、グィネヴィアはランスロットと相愛になっており、それが原因で裁判にかけられるのですが、どう見ても彼女はランスロットとのほうがお似合い。このアーサーは物凄く立派な人だけど、若い子たちをいじめないでもらいたいなと思ってしまいました。
『キング・アーサー』
story)史実に基づいたアーサーことローマ軍司令官アルチュルスが、仲間を失いながらブリテンの王として立ちあがるまで。
円卓の騎士がローマの圧政に苦しめられ、かれらの活躍が実は苦役であるとわかる始まり方。凍りついた川とか、雪の残る果てしない岩山とか、舞台も荒涼として厳しかった。敵は冷酷であくどい以上に見た目が汚らしくて嫌でした。
最後に地元の一族の味方をしようと丘を駆けるアーサーがカッコいい。そして彼を残していけず、激闘に身を投じて次々殺される円卓の騎士たち。特にランスロットはグィネヴィアを好きなのに、彼女は全然彼が目に入ってなく、・・・それでも彼女が敵にやられそうになると、その、かないそうもない敵に突進していくランスロット。トリスタンのタカが主人の死をどうしようもなく旋回している姿も悲しかった。それだけに、ローマを排して独立を宣言するアーサーの言葉には単なるハッピーエンディングのそれより重みがあります。
=====
以上、アーサー王もの映画3つでした。どれも原作とはかけ離れていて、外枠を使って自由に話を作っていると思いました。3つめのは史実だというので毛色が違いますけど、まだまだこれで固定されることなく、小説でも映画でも作って欲しいと思います。私はアーサー王ものがホントに飽かないです。見つけたらまた見ます。
story) アーサーが王位につく手前から話が始まり、モードレッドはその親類で自分が王位を奪ってやろうと陰謀をめぐらしている。ランスロットは旅の騎士で、偶然出くわした騎士と腕比べをしてみるとそれがアーサーで、2人は主従になると同時に親友になる。しかしランスロットは王妃グィネヴィアに密かに恋しており、アーサーを裏切れない彼は、自分を慕うエレインを妻として辺境の警護に行くことを志願する。
この頃売り出した¥500DVDのひとつです。昔にしてはちゃんとカラーですが、バトルに迫力がまったくない。ランスロットは王妃とのことで誤解を恐れ、キャメロットを後にしますが負傷して死ぬアーサーのもとへもどってきます。この後の、修道院でのグィネヴィアとのやりとりがキリッとしてて好き。聖杯、聖なる光と神の声に救われるという、伝統的な宗教色が入ることでシリアス感が増していました。
『トゥルーナイト』
story) 風来坊ランスロットがグィネヴィアに一目ぼれした結果、騎士になってキャメロットで活躍する話。ランスロット=リチャード・ギア、アーサー王=ショーン・コネリー、グィネヴィア=ジュリア・オーモンド 1996年
もうちょっと期待したんですが、いろいろ事件はあるのにのんびりとして、善玉はあくまで善玉、悪玉は何の工夫もなく悪玉。ランスロットとグィネヴィアとアーサーの関係を、ドロドロしたものではなくロマンティックにキレイに描いてあります。風景もとっても美しいです。
ランスロットは偶然に助けたグィネヴィアに一目ぼれした様子。そして体を張って彼女のために戦いつづけます。彼女がさらわれたときもアーサーは祈っていただけであり、洞窟のアジトへのりこみ、一緒に滝を流れて彼女を助けるのはランスロットなんです。
後半、グィネヴィアはランスロットと相愛になっており、それが原因で裁判にかけられるのですが、どう見ても彼女はランスロットとのほうがお似合い。このアーサーは物凄く立派な人だけど、若い子たちをいじめないでもらいたいなと思ってしまいました。
『キング・アーサー』
story)史実に基づいたアーサーことローマ軍司令官アルチュルスが、仲間を失いながらブリテンの王として立ちあがるまで。
円卓の騎士がローマの圧政に苦しめられ、かれらの活躍が実は苦役であるとわかる始まり方。凍りついた川とか、雪の残る果てしない岩山とか、舞台も荒涼として厳しかった。敵は冷酷であくどい以上に見た目が汚らしくて嫌でした。
最後に地元の一族の味方をしようと丘を駆けるアーサーがカッコいい。そして彼を残していけず、激闘に身を投じて次々殺される円卓の騎士たち。特にランスロットはグィネヴィアを好きなのに、彼女は全然彼が目に入ってなく、・・・それでも彼女が敵にやられそうになると、その、かないそうもない敵に突進していくランスロット。トリスタンのタカが主人の死をどうしようもなく旋回している姿も悲しかった。それだけに、ローマを排して独立を宣言するアーサーの言葉には単なるハッピーエンディングのそれより重みがあります。
=====
以上、アーサー王もの映画3つでした。どれも原作とはかけ離れていて、外枠を使って自由に話を作っていると思いました。3つめのは史実だというので毛色が違いますけど、まだまだこれで固定されることなく、小説でも映画でも作って欲しいと思います。私はアーサー王ものがホントに飽かないです。見つけたらまた見ます。
